No.2 部屋干し対策

梅雨時は湿度や温度が高くなり、洗濯ものが増える頃、また春先や秋口の花粉の時期は部屋干し等で洗濯物が乾きにくいため、あの嫌なニオイの原因となるのが、「モラクセラ菌」です。

「モラクセラ菌」は人の口内や家の中に普通にいる常在菌で、菌が臭うのではなく、その排泄物が原因です。水分や皮脂や洗剤の残かすをエサに増殖します。

ニオイを発生させないために

・洗濯槽に汚れた衣類をかごの代わりに入れない。
・手を拭いたタオルや汗をかいた衣類などの濡れたものと濡れてないものを一緒にしないで、分けておく。
・ニオイや汚れを分解する効果のある重曹を使って、衣類用リフレッシュナー(ボトルに水200㎖と重曹小さじ1を入れ)でスプレーする。

洗う際の注意点

ふだん使っている洗剤と除菌効果のある酸素系漂白剤を組み合わせて使う。
30ℓの水に大さじ1.5

干す際の注意点

・洗い終わったら、すぐに洗濯機から取り出し、5時間以内に乾かす。
・部屋干しの際には、空気が流れるように窓を2か所開ける。湿度があがるため、扇風機又は除湿機を使うと速く乾きます。
・干し方も工夫して、風通しのよい環境をつくります。
・ズボンなどは筒状に干し、ポケットは外側に出すなど空気が通って乾きやすいようにする。

*ひとことアドバイス!

モラクセラ菌は紫外線に強いので日に干しても死なず、アイロンをあてるなど60℃以上の熱を加えると繁殖を抑えることができます。

*洗濯機の管理として

・使わない時はフタを開けておく。
・洗濯槽は月1回、せめて年に2~3回は洗浄する。
・専用のクリーナーでも、酸素系漂白剤なら2~3カップ入れて、一晩おいて回してから排水する。